劇団820製作所第13回公演、第5回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ受賞記念公演『悲しみ|izumi』昨日無事全公演終了致しました!
お越し下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました!
もうせんがわ劇場に、仙川の町に通うのも終わりです。悲しい!とても思い出の詰まった場所に、大切で守りたい場所になりました。本番前に慌てて駅前のドラッグストアやコンビニに走り、座組のみんなでぎゅうぎゅうに入った中華屋さんのラーメンが美味しくて美味しくて、稽古場の近くにタヌキが寝てて、何故かいつまでも一本だけ抜かれないままぽつんと残った大根がある畑にみんながざわついて、せんがわ劇場にはいつも太陽がやわらかく降り注いでいたから戻ってくるとほっとして、とても楽しく騒がしかった日々が町や劇場に染み込んでいます。
劇場に通う道すがら、いつも利用しない道に古い桜の木があって、私は毎日それを見て電車に乗り込んだのですが、早咲きの桜だったのか、驚いたのだけれど千秋楽までに上の方の花が開いていました。よし今日も頑張ろう!といつもそれを見て飛び跳ねたくなる気持ちでした。あの桜の木が切られたら私は多分泣く。切られてしまったってあそこに桜の木があった事を私は忘れずに思い出せるはずです。皆さんの場所と思い出に幸あれ!それではしばらくさようなら!